森田義史 Yoshifumi Morita
熊谷市出身。
3歳より「スズキ・メソード」に所属しピアノの勉強を始める。
7歳の頃より日本を代表するピアニストである岩崎淑氏に師事し、9歳で大曲として名高いベートーヴェンの「熱情」を演奏するまでに成長する。
桐朋学園付属高等学校音楽科、桐朋学園大学を卒業。大学卒業時に、東京文化会館にてデビューリサイタルを行う。
2006年より㈶ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生としてイタリア・ミラノに渡り国立ヴェルディ音楽院に入学。名教授Vincenzo Balzani氏の元で研鑽を積み、「Città di Cantù」、「Valsesia Musica」2つの権威あるコンクールで優勝。2010年、優勝報告の為に上田埼玉県知事(当時)を表敬訪問し、その様子は各メディアに取り上げられた。その後、同音楽院ピアノ専攻を満場一致の最高点を獲得し修了。在学中はイタリア全土に派遣され各地で演奏活動を行うと共に、食文化にもすっかり魅了される。
帰国後は、「ピアノの生演奏を少しでも身近なものに」を信条とし、専門のクラシック音楽だけではなくジャンルを問わず編曲、および即興演奏も取り入れたピアノ・ソロのステージを展開し続けている。とりわけ、都内を中心に展開する「俺の株式会社・音楽部門」専属ピアニストとして、年間200回以上のステージで演奏。「食」と「音楽」のコラボレーションを積極的に仕掛ける。
2022年に行った「虹の音楽鑑賞会」主催の公演に於いては演奏曲全てを会員からのリクエスト曲とし、映画音楽や歌謡曲、演歌やポップス、ひいてはタンゴに至るまで多彩なジャンルを自身で編曲して演奏。新たなスタイルを確立した。
現在は日本を拠点とし、後進の指導にあたるほか、演奏活動のみならずオーディションの企画や小中学校での講演などアウトリーチ活動も積極的に行っている。特別招待講師としてスズキ・メソード全国指導者研究会にて講演を行うほか、児玉郡美里町に於いては美里町教育委員会主催の「ミムリンの町ピアノコンサート」を毎年プロデュースしている。
最近では「歌うヴァイオリニスト」大谷康子氏とのさいたま芸術劇場での定期的な共演を行い、2023年5月21日には熊谷公演も予定している。
イタリアに於ける「Città di Cantù」「PianoTalents」「Tadini」各国際ピアノコンクールの常任審査員を務める。
芸術活動の功績が認められ、熊谷市より文化顕彰を授与。
趣味は料理、庭のハーブいじり。あと、飼い猫と戯れる事。最近始めた大人の為のピアノ・レッスンも人気が高い。